お墓の種類と特徴

お墓は誰が入るかによって呼び名が変わります。

一見みな同じようなお墓ですが、お墓は誰が入るかによって呼び名が変わってくるのはご存じでしょうか。もっとも一般的で一番多いのは家単位のお墓で「家墓」と言われるお墓になりますが、近年では、少子化や後継者がいない無縁仏も増えているため、お墓に対する考え方が多様化しています。

【家墓】
正面に『OO家』『OO家之墓』と彫る主流派の墓。一族代々の遺骨を納め、継承者となる子孫が管理料を払って永続的に使用。新たに遺骨を納める際は、故人の俗名、戒名、没年月日を墓石や墓誌に刻む。ライフスタイルの変化で継承者がいなくなり、無縁墓となるケースが増加。

【個人墓、夫婦墓 個人墓】
文字どおり、一人の個人のための墓、夫婦墓は夫婦二人の遺骨をともに納める墓。一代限りのものではありますが、家墓と同じく子孫が受け継いで管理しています。

【永代供養墓】
初めに永代使用料を払うと,寺院や霊園が永続的に管理、供養をしてくれる墓。子孫に頼らずに済むため、独身者、子供のいない人をはじめ、利用者が増えています。規定の期間は個別の墓に納めて、後に合 するものと、初めから合 するものがあります。

【合葬墓 永代供養墓】
家に関係なく他人同士が一つの墓に入るというもの。共感しあった人々が運営しているものとして、東京の『もやい会』が有名。他に寺院や地方自治体が営むものがあります。継承者のいない人、家制度を嫌う人、夫一族とは別の墓を望む女性などに指示されています。使用料は格安です。

【有期限の墓】
使用権に30〜50年単位の期限を設けた墓。期限がくるたびに継承者の有無を確認し,誰もいない場合には合葬墓に遺骨を移し、霊園や寺院が管理、供養を続ける。空いた墓所を再利用出来,限られた土地を有効活用出来るものとして登場しました。